2007年4月28日 (土)

ペトロブラス、ボトランチングループが気候変動対策についてNGOと合意

ペトロブラスやボトランチンといったブラジルを代表する企業グループが、温室効果ガス削減の自主目標策定について、WWF、グリーンピースと合意した。ブラジルでは、ブラデスコ銀行やガゼッタ紙が、植林等によって排出のオフセットを進めるなど、自主的取組が進みつつあり、企業の社会的責任活動の取り組みが進んでいる。ブラジルには排出量削減義務はなく、これまでも、温暖化問題は先進国の責任であるといった態度が多かったが、ここに来て市民や企業の自主的取組が活発化している。

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インターネットによるワンクリック植林が進む

ガゼッタメルカンチル紙によれば、ブラジルの環境NGO SOSマタアトランチカが進める、ワンクリック植林事業によって既に1000万本の植林が実施されたとのことである。1レアル(約60円)で1本の苗コストとなる。詳しくはこちらhttp://www.clickarvore.com.br/。ちなみに、これまでブラジルでは、温暖化問題は先進国の責任という態度がマスコミも市民も多かったが、近年は、急速に意識が高まっており、企業による削減目標の設定、社会的責任遵守の動きが広がっており、こうした環境意識の急速な高まりを反映しているともいえる。

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ブラジル 連邦政府環境部門新人事

ルーラ第二期政権発足に伴い。連邦政府環境セクターの新人事(一部は案の段階)が発表される。マリーナ・シルバ環境大臣は、今回二期政権に際し、留任継続となったが、執行機関であるIBAMA(ブラジル環境天然再生可能資源庁)総裁は、変更。マリナ大臣は、連邦警察のパウロラセルダ氏に就任を依頼している。近年の大規模環境行政関連汚職オペレーションによって500人が逮捕されたが、そのうち116人がIBAMA職員であった。こういった内部の膿を出すためにも、そのオペレーションで功績を挙げた連邦警察のパウロラセルダが求められている。また、この他、環境省次官には、元ISA(社会環境研究所)研究員であり、前森林生物多様性局長であるカッポンビアンコ氏が就任した。
この他に、IBAMAを、環境許認可・取締り専門の機関にし、生物多様性保全・保護地域管理のための新組織INBIO【生物多様性局】を創設するという案も、先日のCONAMA【環境審議会】で発表された。
こうした一連の人事および組織改変には、第二期政権の目玉である経済成長促進プログラム(PAC)に支障をきたす大規模ダム建設等の環境許認可手続きを簡略化、迅速化させようとする圧力が働いたと見られているが、マリナ大臣はそうした圧力については否定している。

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公開研究会「輸送用バイオ燃料利用の持続可能性と社会的責任-ブラジル報告

日本ブラジルネットワーク共催イベントのご案内

さて、昨今、バイオ燃料導入に関する期待が高まる一方で、その環境や社会への
悪影響、食糧等の競合への懸念の声もあがっています。

そこで、今回、ブラジル森林政策の専門家であり、現在は外務省専門調査員とし
て、リオデジャネイロにて資源・エネルギーについて調査研究を進めておられる
福代孝良氏をゲストスピーカーに、ブラジルのエタノールを中心としたバイオ燃
料の現状と課題について報告していただきます。現在のブラジルのエタノールの
環境面・社会面からの課題と可能性、さらには、将来のバイオ燃料の持続可能性、
社会的責任を担保するための制度化にむけた課題についてお話頂きます。

また、バイオ燃料需要の高まりにともない深刻化している食糧との競合、不足す
る土地の問題について、「環境・持続社会」研究センター理事の佐久間智子さん
からもご講演いただきます。

バイオ燃料の持続可能性について多数の皆様とディスカッションできれば幸いに
存じます。

大変ご多忙中とは存じますが、多数の方のご参加をお待ちしています。

<公開研究会「輸送用バイオ燃料利用の持続可能性と社会的責任-ブラジル報告
を中心に-」のご案内>

日 時:2007年5月15日(火)14:00~17:30
会 場:JICA地球ひろば(東京都渋谷区広尾4-2-24)
東京メトロ日比谷線 広尾駅(A3出口)徒歩1分
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
主 催:NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク 国際環境NGO FoE Japan
   (財)地球・人間環境フォーラム 日本・ブラジルネットワーク
参加費:主催団体会員 500円、一般 1000円
内 容:
1)「世界的需要増大の動きに対するブラジル・バイオ燃料の現状と展望、環境
・社会面からの課題」
   外務省在リオデジャネイロ日本国総領事館 専門調査員 福代孝良
2)「バイオ燃料の社会的責任-認証とその課題」
   (財)地球・人間環境フォーラム 主任研究員 満田夏花
3)「バイオ燃料利用拡大による食糧の競合問題(仮題)」
   「環境・持続社会」研究センター理事 佐久間智子
4)「輸送用バイオ燃料の持続可能性:共同提言」
    NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク理事長 泊 みゆき
5) 会場とのディスカッション

※参加を希望される方は、下記よりお申し込みください。
http://www.npobin.net/apply/
(画面右端の「詳細」ボタンをクリックしてください。)

■関連情報
詳細は本セミナーでも解説致しますが、今年2月、NPO法人バイオマス産業社会
ネットワーク 国際環境NGO FoE Japan (財)地球・人間環境フォーラムは、こ
の2月に「持続可能性に配慮した輸送用バイオ燃料利用に関する共同提言」を発
表しました。
同提言は下記からご覧下さい。
http://www.foejapan.org/forest/doc/070208.html

<お問合せ先>
1)NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)
Tel:047-389-1552  Fax:047-389-1552
E-mail:mail@npobin.net
http://www.npobin.net

2)FoE Japan 中澤
TEL:03-6907-7217

3)(財)地球・人間環境フォーラム 満田、坂本
TEL:03-3592-9735

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2006年7月 6日 (木)

第2回南米セミナーのご案内

<バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第64研究会/日本・ブラジル
ネットワーク第2回南米セミナーのご案内>
                      
日本ブラジルネットワークは,7月10日に,バイオマス産業社会ネット
ワークと共同で,第2回南米セミナーを開催いたします.


今回は、三菱UFJ証券CDM/JI主任研究員の吉高まりさんによる
「ブラジルにおける持続可能なCDM最新状況」です。

京都議定書第一約束期間開始を2年後に控え、日本でもバイオ燃料
の輸入政策を本格化させるなど、各国の温暖化対策が活発化してきて
います。

しかし、途上国でのオイルパームやサトウキビなどの急速な生産拡大は、
広大な森林を伐採してのプランテーション造成など、現地の生態系や
社会への負のインパクトを招きかねないことは否めません。それに対し、
途上国での持続可能でローカルな利用を支援し、それによって温暖化ガス
削減クレジットを獲得するCDM(クリーン開発メカニズム)の方法が注目
されています。

そこで今回は、吉高まりさんより、ブラジルにおけるひまし油(トウゴマ)の
バイオディーゼル利用や木質バイオマス等のCDM案件の事例の最新
状況、今後の課題などについてお話いただく予定です。

今後の日本の持続可能な温暖化対策としてのバイオマス利用について、
より幅広い観点から参加者の皆様とともにディスカッションできれば幸い
に存じます。多数の方のご参加をお待ちしています。

参加を希望される方は、バイオネス産業社会ネットワークの方で
受け付けておりますので,
下記よりお申し込みください。
http://www.npobin.net/apply/


<バイオマス産業社会ネットワーク(BIN)第64回研究会/日本・ブラジル
ネットワーク第2回南米セミナーのご案内>

日 時:2006年7月10日(月)19:00~21:00
講演者:吉高 まり(三菱UFJ証券CDM/JI主任研究員)
テーマ:『ブラジルにおける持続可能なCDM最新状況』
会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター
    (東京都渋谷区代々木神園町3番1号 参宮橋駅下車 徒歩約7分)
    
http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
参加費:日本ブラジルネットワーク会員 無料、一般 1000円


参加を希望される方は、バイオネス産業社会ネットワークの方で
受け付けておりますので,
下記よりお申し込みください。
http://www.npobin.net/apply/

なお,日本ブラジルネットワークでは、現在会員を募集中です.
正会員と賛助会員の二種類がございます

会費:
正会員   年会費5千円
賛助会員  年会費 個人一口1000円 法人1万円

特典
正会員: セミナー等の無料参加,メーリングリスト等を通じた
情報へのアクセス,総会における議決権

賛助会員:セミナー等の無料参加,メーリングリスト等を通じた
情報へのアクセス (総会における議決権なし)

それでは,皆様のセミナーご参加お待ちしております.

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2006年6月 2日 (金)

JBN南米セミナー「アマゾン熱帯雨林の現状と森林政策の課題」のご案内

日本ブラジルネットワークでは6月8日に 第1回 南米セミナーを開催致し
ます.

発表者は、日本ブラジルネットワーク代表、東京大学林政学研究室 福代孝良
テーマは「アマゾン熱帯雨林の現状と森林政策の課題」です.

ブラジルアマゾンの熱帯雨林保全は今, 2006年3月に発行された公有林管理法を
うけ歴史的な転換点に差し掛かりつつあります.こうした新しい状況の中で,ア
マゾンの熱帯雨林保全にとって今後,一体何が課題となっていくのか,福代孝良
の最新の現地調査結果も含めご報告いたします.ブラジル熱帯雨林のまさに「今」
の状況を知る又とない機会ですので,皆様是非お越しください.

1,セミナー開催要項
 <日本ブラジルネットワーク 第1回 南米セミナー>
日 時:2006年6月8日(木)19:00~
講演者:福代孝良 (日本ブラジルネットワーク代表、東京大学林政学研究室) 
テーマ:「アマゾン熱帯雨林の現状と森林政策の課題」
会 場:環境パートナーシップオフィス
    (東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F)
     地下鉄表参道駅より徒歩5分・JR他渋谷駅より徒歩10分
     http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html#epo

参加費:日本ブラジルネットワーク正会員および賛助会員 無料   
           一般 1000円
           なお当日の会員申し込みも承っております
申込方法* :下記連絡先にお名前,ご連絡先等を明記の上,メールをお送りください
                   jbn_seminario@yahoo.co.jp
                 当日の飛び入りでの御参加も大歓迎です.

*日本ブラジルネットワーク南米セミナーにお申し込みをいただいた方の情報は、当ネ
ットワークからのセミナーや資料のご案内・ご送付以外に、ご本人のご承諾なく利用することはありません。

なおセミナー終了後に、簡単な懇親会を開きます。ご都合のつく方はどうぞご参加ください。

2,セミナー内容詳細について
アマゾン森林破壊は、2005年には減少しましたが、近年は過去最悪レベルで
破壊が進んでおりました。ブラジルでは1988年に環境権とアマゾンの保全を定め
た新憲法を制定し、様々な政策的努力が進められてきましたが、基本的には経済
が活発であると森林破壊が進む現状であり、保全にむけた努力が実っていないの
が現実です。その一方で、政策の発展は進んでおり、2000年国家自然保全地域シ
ステム法、2006年には公有林管理法と新しい枠組みが出来つつあります。特に今
年3月に発行された公有林管理法は広大な未開拓天然林公有地の制度化を進め、
地域住民への管理委託、利用業者へのコンセッション発行を進めていくというも
のであり、アマゾン森林政策において極めて重要な法律であります。日本ブラジ
ルネットワーク代表福代の現地調査の最新情報を下に、今後のアマゾンの未来に
向けた現状と課題について報告を行います。

3,日本ブラジルネットワークについて

日本ブラジルネットワークとは:
日本ブラジルネットワークは,日本とブラジルを中心に活動し,環境的に持続的
かつ社会的に公正な社会構築を目指すNGO団体です.1993年の設立以来,ブラ
ジル、ボリビア、エクアドルなど、おもに南米諸国を対象として、地域の小農民
や先住民団体、政府機関、自治体・大学研究機関などをカウンターパートとしな
がら、持続可能な発展に寄与する施設整備、施設利用改善、農村開発、環境教育
等々、多岐に渡る環境保全分野における技術移転を行ってまいりました.詳細は
ホームページをご覧ください

http://www.japanbrazil.net/

なお,日本ブラジルネットワークでは、現在会員を募集中です.
正会員と賛助会員の二種類がございます

会費:
正会員   年会費5千円
賛助会員  年会費 個人一口1000円 法人1万円

特典
正会員: セミナー等の無料参加,メーリングリスト等を通じた情報へのアクセス 
総会における議決権

賛助会員:セミナー等の無料参加,メーリングリスト等を通じた情報へのアクセス (総会における議決権なし)

それでは,皆様のセミナーご参加お待ちしております.

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2006年3月 6日 (月)

ブログを利用したHPにより、情報発信促進

日本ブラジルネットワークでは、JBNの活動や関連するニュースを、時々刻々とお伝えできるよう、ブログの活用を試験的にスタートしました。今後、最新情報を発信していくと共に、過去の情報も少しずつ移行し、報告書や活動資料、写真資料等などもこちらから入手可能な形に変更していくことを検討しております。

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2006年3月 5日 (日)

エコツーリズムが地域に与える影響

JBN2006年度調査研究事業として、セラードシャパーダドスヴェアデイロス国立公園にて、エコツーリズムを通した地域の持続可能な発展の可能性についての研究を行う予定。シャパーダドスヴェアデイロス国立公園は世界自然遺産にも登録されており、90年代よりWWFによってエコツアーガイドが養成され、ブラジルでも有数のエコツアーサイトとなりつつある。公園入園にはエコツアーガイド同伴が義務付けられ、入場者数制限も行われている。かつてはクリスタルの採掘地であったが同地であるが、エコツーリズム制度が確立することによって毎年28000人の観光客が訪れており、単純な試算でも1億近くの経済効果がある。同地域周辺は、ブラジルにおける貧困回廊とも称される貧しい地域であり、このエコツーリズムの存在は地域経済にとって重要な存在となっている。

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2006年度プロジェクト案

2006年度は下記の事業を計画しております。

継続事業:
・マタアトランチカ種子バンク事業(リオデジャネイロ)
・HPによる情報発信事業
・インターンシップ事業

新規事業(予定):
・日伯文化交流事業(ブラジリア大学との共同事業)
・日伯知的交流シンポジウム(環境と文化 リオデジャネイロ)
・持続可能なエコツーリズムと国立公園管理調査事業
・セラード保全環境教育事業

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新代表に福代孝良が就任

2006年7月の原後雄太代表が不慮の事故により急逝され、JBN代表不在の状態となっていましたが、1月31日「故原後雄太氏を偲び、遺志を継ぐ会」において、代表代理を務めていた福代孝良の代表就任が正式に承認され、代表に就任いたしました。

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«シャパーダドスヴェアデイロス国立公園を中心としたセラード保全事業にインターン派遣